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自分が随分とつまらないプライドを持っていたことに気づかされた。
つまらないプライドを傷つけられるのは、カッコ悪かった。
人目を気にすることは愚かだと分っていながら、気にする自分がイヤだった。
己の未熟さと格闘するうちに、だんだん、ひどいことを言われても、誤解されても、
世間にカッコ悪いところを見られても、あまり気にならなくなった。
それは全て一時的なことだった。
他人も、カッコ悪い自分も、許すように努力した。
許してしまえばこっちの勝ちだった。
どんどん心が広くなるようで、
「これでいいんだ」
と思った。
"宇多田ヒカル(「点-ten-」P16より)